3月11日、特定非営利活動法人リスクセンス研究会主催の「リスクセンスフォーラム2016」が東京で開催され、中同協がリスクセンス研究会賞を受賞しました。阪神淡路や東日本などの大震災という大きなリスクに対して、中小企業家同友会が全国の力を発揮して、復興に向けた対応をしてきたことが評価されたものです。
当日授与された顕彰状には「中小企業家が目指す経営姿勢を『労使見解』の形で共有し、自主的近代化と強靭な経営体質をつくることを目指して活動し、特に東日本大震災の際には貴協議会の機能をフル稼働させ被災地区の会員企業の事業再開に大きく貢献しました。(中略)これらの行動の多くは中小企業が震災を乗り越え、未来に向かって取り組んでいる活動を支援するものであり、リスクセンス発揮のたまもの」と記されています。
表彰式では、平田美穂・中同協事務局長が同友会の理念や活動、阪神大震災や東日本大震災での会員企業や会の取り組みなどを報告。多くの関心が寄せられていました。
※「リスクセンス」とは、問題が顕在化する前の小さな芽の段階で“気づく”感覚のこと。リスクセンス研究会では、組織行動の視点から事故や不祥事を見直すことで、それらを未然防止するための研究などを進めています。