創立40周年記念大会【福島】
福島同友会は2月24日に郡山市で創立40周年記念大会を開催し、約700人が参加しました。記念大会では東日本大震災からの復興と再生、さらなる地域活性化に向けた会員数2500名達成(2017年3月1日現在1934名)への組織拡大などの発展を誓いました。当日は全参加者に震災記録集(本紙2017年3月5日号既報)が配布されました。
当日は記念大会に合わせて地方2紙に福島同友会の歴史を振り返り次代へとつなぐ10面立ての広告を掲載し、対外に同友会の存在を訴えました。
記念式典に先立ち、国谷裕子・元NHKアナウンサーが記念講演。国谷氏は「2030年へ向けて、今、私が伝えたいこと」をテーマに、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を取り上げ、17の目標の意義を説明し「地球が危機的状況にあるという危機感を共有したい」と提起しました。
記念式典では、志なかばで亡くなった会員を偲び黙祷、その後千葉政行・福島同友会理事長、赤塚英夫・大会実行委員長があいさつしました。次に藤田光夫・副理事長より、5年間の方針を示す第8次中期ビジョン「同友会型中小企業づくりを推進し、誇りを胸に、新しい福島を創る力になろう」を発表。事業ビジョン「良い会社づくりを推し進め、地域から愛される会をめざして」にもとづく6項目と組織ビジョン「会員一人ひとりが主人公、組織率10%、2500名の会をめざして」に基づく4項目を掲げました。渡部明雄・副理事長からは40周年記念事業として、経営指針成文化100%達成運動やエネルギーシフト推進運動などが提起されました 。次に、功労者として歴代の理事長を務めた過足満雄氏、安孫子健一氏を表彰。その後、内堀雅雄・福島県知事と鋤柄修・中同協会長が祝辞を述べ、記念式典は閉会しました。
懇親会へ移る場面転換の間には、昨年亡くなった丹治一郎・福島同友会初代理事長を偲ぶ動画を放映し、故人を偲びつつ思い出話に華を咲かせました。懇親会は40年の歴史を映像で振り返るオープニングから来賓と役員による鏡開きで開始され、参加者は福島の未来を語り合いました。
記念大会には、中同協から鋤柄修会長、広浜泰久幹事長、松井清充専務幹事、平田美穂事務局長の4氏が出席するとともに、北海道、青森、岩手、秋田、宮城、山形、愛知の各地同友会代表役員、事務局長が出席し、40周年を祝いました。