地域活性化を担う企業展に1300名
9月23~24日の2日間、「『元気な青森』発見!! 発信!!」をスローガンに、青森同友会は「第2回地域活性化を担う企業展2011」を開催しました。
当初は昨年同様、会員企業の主力商品や新事業の取り組み、販路の拡大を地域に発信する目的での開催を計画していました。しかし東日本大震災での東北各県の会員企業の多大なる被害を踏まえ、東北6同友会が連帯して同友会会員企業の事業復旧・復興支援につなげる活動として企業展を位置づけ、開催することを決めました。事業名は「東北同友会“絆”プロジェクト」。東北6県同友会協賛事業として実施しました。
この主旨のもと、東北各県同友会にも出展を呼び掛け、昨年を上回る51企業56ブースが出展、関係者170名を含め約1300名の来場者がありました。当日はテレビ局の取材もあり、地元中小企業の取り組みが紹介されました。
東北各県からは、秋田同友会から1社、岩手同友会から2社、山形同友会から1社、福島同友会から1社が出展。同目的で作成した「企業カタログ」には宮城同友会からの参加もあり、6県の連携活動となりました。また、1日目には福島同友会会津地区の樋山秀樹地区会長はじめ5名の会員が、会津地区会7社の商品を持って片道6時間かけて会場に激励に駆けつけてくれるなど、同友会の仲間の“絆”がより一層深まる出来事もありました。
「東北同友会“絆”プロジェクト」は、今秋各同友会で行う経営研究集会などについてもプロジェクト事業として位置づけており、県を越えて復旧・復興に向けた連帯の精神が深まるよう取り組んでいく予定です。
「中小企業家しんぶん」 2011年 10月 15日号より