福島同友会は2011年3月11日に起こった東日本大震災という未曾有の大震災を振り返り、『逆境を乗り越える福島の中小企業家たちの軌跡~震災・原発事故災害の苦悩と闘い続けた5年間の記録~』を発刊しました。
千葉政行・福島同友会理事長と鋤柄修・中同協会長の発刊にあたってのあいさつから始まり、第1章「同友会10地区の5年間の復興活動」では1年・3年・5年の期間で同友会の復興活動を振り返ります。
第2章「同友会企業の復興の軌跡」では、全県下113名による「わが社、わたしの5年間の復興記録」が赤裸々につづられています。
第3章の資料集では、全会員を対象とした震災アンケートに基づきながら震災の教訓を話し合う座談会、福島大学経済経営学類西川和明教授の調査結果のまとめ(一部概要を8面に掲載)とともに、「福島復興のあゆみ(福島県庁企画調整部・総合企画課)」、調査に関わった大学生のレポートなどが掲載されています。
人類史上類を見ない震災と闘い続けた経験を全国へ発信することで、全国の会員への恩返しにしたいと福島同友会は願っています。あれから6年、中小企業や地域、そこに住む人々のあり方を考える上で貴重な1冊となっています。
『逆境を乗り越える福島の中小企業家たちの軌跡』。A4版248頁、頒価1000円。購入希望の方は福島同友会事務局まで。