東日本大震災・原発事故からの復興をめざして奮闘している福島同友会の会員。このほど、原発事故で避難し新たな地域で事業を再開した相双地区の会員が執筆した2冊の本が出版されました。
『根っこづくりの経営』 渡辺雅文著
原発事故により富岡町から福島市に拠点を移した経営コンサルタントの渡辺雅文氏が執筆。被災し危機的状況の中から立ち上がり元気に企業活動を続けている得意先が多くあります。そうした各社の元気の理由とは? 経営理念を土台に社員と共に育つ会社づくりの大切さが綴られています。また、第4章のインタビューには多くの会員企業が登場しています。
文屋より出版。本体価格1500円。お申し込みはFAX:026-242-6513まで。
『原発事故で全てを失っても、針は天極を指す』 鈴木充男著
福島第1原発から3.5キロメートルにあった共同印刷(株)。原発事故により全国に散り散りに避難した60人の社員にメールを送り続けた鈴木社長。「共同印刷さんがいないと困る」というお客様の声と「また仕事がしたい」という社員の訴えにより震災から2カ月弱で事業を再開しました。そうした鈴木社長の経験や社員に送信した「絆メール」などをまとめた1冊です。
共同印刷(株)より出版。本体価格は1500円。お申し込みはFAX:024-953-5530まで。
いずれも中小企業家魂がぎっしり詰まっている1冊です。福島の仲間の熱い思いと経営実践の様子を是非、ご覧ください!
「中小企業家しんぶん」 2015年 3月 25日号より