南三陸支部が別海町を視察
宮城同友会南三陸支部は9月19~21日の3日間で「中小企業振興基本条例」をテーマに北海道の別海町を視察しました。
訪問の目的は、東日本大震災の復興から同友会と町と他団体が一体となり今後の活動をしていくためには何が必要かという共通のテーマからでした。
別海視察では町長、役場職員、北海道同友会別海地区会の会員、事務局との懇談の中で(1)「自社の企業づくりと地域づくりを一体として同友会運動を進めている」(2)「産学官の枠をこえて町を発展させていくために常に議論をしている」ということを学びました。
震災後の南三陸支部の課題は「人口流出、地域での働き手の不足、後継者不足」などが上げられます。
経営環境が著しく変化する中で、地元企業が持続的に成長・発展しないと地域経済が停滞し雇用も減少して市民生活の質が著しく低下すること、そして地域社会や市民にとって、中小企業を支援する「条例」を作成するために議論することが復興への近道だということを再確認しました。
(中小企業家しんぶん2014年10月25日号/2面より)