ニュース - 東日本大震災関連情報

【岩手同友会】3月11~14日までの被災状況

【2011.03.14】菊田事務局長より第4報(16:45)

 先ほど緊急に「復興へ向け、知恵と力を結集する集会」が32名の参加で行われました。

①今後復興へ向けての優先順位の確認と今後の体制について。
②企業で今何をしなければならないか。
③必要な救援・支援物資(具体的に)と搬送ルートについて。
④全国からの支援の声に何をお願いするか。
⑤同友会として今、どんな声を出さなければならないか。
以上5点について皆さんで協議しました。

①、②は後に改めてご報告しますが、主な点ではまず自社の社員と取引先、お客様を守 ることを最優先。取引先への正確な情報提供、お客様の安否確認と情報提供、社員の生 活と将来への不安をなくすこと、そして当面の営業ができないことを前提とした資金の確保を最優先で行うことを確認しました。
その上で第2段階として、可能な限りの重篤な被災地支援を行っていくことを確認しました。

③まず最優先に現在必要な救援物資ですが
(1)重篤な被災地/食料品(水は給水車があるので)、肌着、衣服、毛布、携帯ラジオ、電池(できればラジオに入れて、予備もあれば有り難い)
(2)企業復興へ向けた動きが出来る地域/食料品(特に米、介護関連の施設では残り僅か。調達先なし)バイク(車のガソリン供給がこの先も難しい)、自転車配送ルートは  新潟を起点に山形、宮城、岩手という同友会バトンリレーで配送
※盛岡では食料の買い占め、自転車の買い占めでほとんど在庫なし。
ガソリンは緊急車両のみ。給油は不可能。

④全国からの支援に何をお願いするか。
(1)まず上記のような物資のお願いが第一優先
(2)企業再生へ向けた義援金のお願い
(3)ある程度の体制が整った後に、人的援助のお願い

⑤同友会として今、どんな声を出さなければならないか
(1)食料、ガソリン、自転車などの買い占めが横行している実態を見て~
せめて我々同友会の企業、社員は、自分の必要な分だけを揃えよう、皆で分け合おう。皆で我慢しよう。
(2)重篤な被災地への支援のために、電力エネルギーの使用を極力控えよう。事業所でも電気を消す。コンセントを小まめに抜く。自動車等はできる限り使用しない。家庭でも風呂やシャワーを控えるなど。
(3)沿岸地域の業者、同業の方で会社も失った、給料は払えない、道具も失ったという方に、 一人の社員なら受け入れられる、何とかできるよ、との声をかけよう。我々ができることを。 
(4)一人で考えていると先が見えず暗くなるばかり。皆で集まり話す機会をつくろう。情報交換をし合うことで元気になる。展望を描ける。
(5)何としても4月1日の新入社員入社式はやろう。どんなことがあっても夢を語ろう 。

【2011.03.13】菊田事務局長より第3報(18:27)

 陸前高田で代表理事・気仙支部長の田村氏の無事が確認され、また本日現在で県内で40名ほどの消息をつかむ事ができました。
早速本日、事務局4人で今後の体制、スケジュールを確認し、震災復興本部を立ち上げました。「さあ涙を拭いて仕事をしよう」と、いつも若松事務局長(故人、宮城同友会前事務局長)は口にしていました。こんなときに思い出します。

 明日昼には役員はじめ、支援体制を組める会員で「震災復興へ向け知恵と力を結集する集会」を開催することにしました。

今後皆様には支援の要望を集約し、ご相談する事になるかと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

◆電気が開通後、まず同友会のホームページを見るようです。
 写真入りで更新しました。 http://iwate.doyu.jp

【2011.03.12】菊田事務局長より第2報(16:27)

 地震発生から24時間が経ちました。皆様の励ましの言葉が本当に有り難く、踏ん張らねばと心の支えになっています。
気仙支部の本拠である、陸前高田市は街が全て泥の中です。三階建ての建物をかぶるほどの津波が押し寄せ、あるはずの会社も工場も消えてしまいました。未だ支部80名の誰とも連絡が取れていません。安否さえもわかりません。一瞬にして街がなくなりました。情報がない。道が寸断され行くこともできない。もどかしく、ただただじっとラジオの前にいるしかない状況です。絶望感で一杯です。
でも、灯明がなければ、立ち上がる拠り所もありません。幸い県都盛岡は復旧が早く、皆さんの知恵と力をあわせ、結集し、どんなことがあってもここから灯りをともし、希望を掲げて行きたいと思います。
何よりも皆様の声が励みです。どうぞお力添えを宜しくお願いします。

【2011.03.11】菊田事務局長より第1報(16:56)

 皆様の地震の状況はいかがでございましょうか。2時間経った今も震度5以上の余震が続いています。岩手では県内全域で停電が続いており、信号機など公共施設も全て止まったままで混乱しています。まだ携帯も全くつながらず、情報がほとんど入らない状況です。
津波の被害が甚大です。河川で逆流が起こり、三陸沿岸が水没しています。今後10メートルの津波が予測されています。山間部では地滑りが大規模で発生、橋の崩落も起きています。雪が降ってきており、これから夜間に向け心配な状況が続いています。 状況がわかり次第またご報告します。

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