「ドカン」と下から激しく突き上げられ、「ゴン」と横に揺さぶられ、荒っぽいモーニングコールで起こされる毎日ですが、余震のおかげで、ずいぶん早起きになりました。
福島市の家に避難されていた21人が、中国人の大量帰国で困っていた、茨城県八千代町の農家で働くことになりました。
3月23日に八千代町に着いた一行は、八千代町・大久保町長、副町長、町職員、農家の方々が迎える歓迎会にのぞみ、町あげての歓迎に驚いていました。3月25日付けの茨城新聞にも大きくとりあげられました。
住むところは、千葉同友会の会員さんに、隣の下妻市のアパートを無償で提供していただきました。同友会の連携の力です。
茨城県南西部、農業が主要産業の八千代町は人口約2万3千人。ハクサイの生産が日本一です。農業に従事していた中国人研修生約630人のうち約300人が帰国してしまい、出荷の最盛期を迎えるレタスや春ハクサイの農家が窮状を訴えていました。野菜の出荷制限や停止などの問題はありますが、生き物相手ですから、待ったなしです。
この21人は第1陣で、次にも何人か来られます。
「困ったときはお互い様」の精神で、避難されている方と農家の方が手を携えて行ければいいなと思います。
*黒いスーツ姿の方が八千代町長です。
(茨城同友会 尾形事務局長より)